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フランスの名優、ジャン・ギャバンが 生前、ドヌール
勲章を受章された時、「まさか、胸にぶら下げて映画に
出る訳にはいかないが、自分の商売を長く続けて 飽き
がこなかった。根気が良かったのでしょうね。」と言った
そうです。これは 私の好きな言葉の一つなのです。
男というものは、自分の仕事に対して、少しでも高い水準
を求め、それを維持しようとすると闘争心が必要です。
そこから人間としての、成長も得られます。その点で、私は
沢田研二さんを一人の男として、高く評価しています。
初めて、あなたの声を聴いたのは、確か十二~三年前、
タイガース時代の『花の首飾り』でした。その後、ソロシンガ
ーに転身して、五二年には『勝手にしやがれ』で、名実共に
頂点を極めました。その後も、一曲一曲に工夫をこらして、
ファンの支持を得るために努力している。私は現役を引退
しましたが、あなたは一年でも長く私達を楽しませて下さい。
沢田研○様
野村 克也 (元・西武ライオンズ捕手)
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この方は色んなことを、よくご存知なのですね。〝長く続
けて飽きがこなかった。根気が良かったのでしょうね。〟
この言葉はいいね。また、フランス人らしい表現ですね。
野村克也さんの出された本を読んでいたのですが、その中
で、〝私はクビになるまで使ってもらえなくなるまでやって
みたい。それだけ野球というのは、奥の深い凄いもんだと
思う〟と 言われまして、なんでもそうだと思うんだけど。例
えば、一時、芸能界っていう、こういう世界は男一生の仕事
じゃないとか言っている人も多かったし、実際そう思っている
人も、今も多いと思うんだけど、どういう仕事でも誇りを持つ
ということ。それからまた、その仕事の中で、自分自身の水
準を高めようとするっていうか、少しでも前、少しでも上、振り
かえることなく 全身あるのみっていう、こういう気分っていう
のは僕は好きだね。出来る 出来ないっていうのは結果で
あって、ある程度しょうがないことだとは思うんだけれども、
そういう気持ちで ズーッとやってゆきたいと思うし、そういう
意味では どうして野村さん、辞めちゃったんですか!
本当にもぅ……〝一人の男として、高く評価しています。〟
年長の方から、こういう具合に言われますと、なんか自分で
は子供のつもりですから、「はぁー そうですか、どうも…。」
と 恐縮してしまいそうです。タイガースの時代の『花の首飾
り』は僕、コーラスだけしか していなかったのですが、コーラ
スの声を聴いてくださったのでしょうか。(笑) 余計なこと、
考えたりして。でも52年には『勝手にしやがれ』。 色んな事
知っていらっしゃるのですね。年表を調べて書いて下さった
のかね?って 感じもありますけれども。しかし、〝名実共に
頂点を極めた〟 しかし、僕は頂点を極めたという言葉は、
嫌いですよ、野村さん!まだまだ、頂点はまだまだ、この先
にあると思いたい!そうでそう? 男なら! なんて…いや、
そんなことでございまして……僕はそんな気持ちでがんばっ
てみたいというね。間違ってませんよねぇ………野村さん!
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