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Dear JULIE・・・


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 前略

オバQやドラえもんの生まれ故郷である、僕の小さな城は、

西新宿の熊野神社の側にあります。

 このタスタジオにいる、若きスタッフの石毛君は、

あなたの熱狂的ファン。

あなたの全LPレコードを宝物とし、どんなに忙しかろうと

あなたがテレビで歌う時は、その前から動こうとはしない。

一種の怪物君です。  彼のお蔭、と言っては何ですが、

僕もジュリーというアーティストに、随分、詳しくなりました。

詳しくなると共に、あなたのファンになりました。

 ジュリーは我々に、凄いなァーという、心の底からの

感動を、与えてくれる数少ないアーティストの一人です。

あなたを見て、凄いなァーと思う理由は、幾つかあります。

例えば、あなたは、新曲を出すたびに、片腕を出したり、

パラシュートを背負ったり、金色の目をしたり、様々な

コスチュームで登場しますね。

凄いなァーと思うのは、そこになんの違和感も

感じさせないことなんです。 どんなコスチュームも

見事にこなし、歌の中のキャラクターにのめり込み、

どして、それだけのキャリアーを持ちながら、決して

鮮度を失わない。  本当に凄いなァー!

鮮度を失わないということは、歌であろうと、

マンガであろうと、ありとあらゆる創造的世界に

通じるスターの条件でしょう。

どうぞいつまでも、鮮度を失わず、僕達に

フレッシュな酔いを、与え続けて下さい。

最後に、ドラえもんからのメッセージをお伝えします。

『こんにちワ! 僕、ドラえもんです。

僕も、ジュリーみたいに歌いたいんだけど

あんまり上手じゃないんです。それに声が大きいから

のび太君が、ヤメロ!ヤメロ!って言うんです。

でも時々、♪まる書いてチョン♪って、歌ってます。

だからジュリー、僕の分まで、ウーンとガンバッテ

下さい。 バイバイ!』 ジュリー様
 
                
藤子 不二雄(マンガ家)

******************************************

 このようにお褒めにあずかりますと、もうチョット、

がんばらないとイカンなぁーと思ってしまいます。

 鮮度を失わないということは、本当にむつかしい

ことだと思うし、自分自身、鮮度を失わないために、

いつも自分を、自分自身で、自分自身の気持ちの

整理の仕方をして、一曲やったら、この間アレ

だったから、ということも、もちろんあるけど

”あれはアレ、次はコレ!”っていう、いつも白紙に

戻して、それから、こう始める、と、いつもしている

訳ですけれど、いつも鮮度を保つって一番課題

ですよネ。まぁ むつかしいけど、やりかけた事

だから やってしまおう!やってみよう!という

気になっています。
                
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 前略  沢田研○様

私、あなたの支持者のひとりです。

あなたの表現----- つまり芸を、つよく支持しております。

ピカピカ、キンキラキンのコスチューム。

度外れのコエテイル身振り動作。

酔いしれた様子、いや、殆んど痴呆症に近いともいえる表情。

そして、特に、素っ裸になって見せたりする攻撃力。

あなたほどの歌唱力のある歌手ならば、普通の格好で、

ただ歌っていたって十分通用するのに、敢えて日常性を

激しく超越しようとしている姿勢に、心から敬意を表します。

  その姿勢は、まさしく芸能の本質をとらえているからです。

歌舞伎の創始者といわれる出雲の阿国の舞台姿は、

貴方の姿です。

いま、日本の歌舞伎には、ほとんどもう、カブキ者の生命は

失われてしまいました。

そんな時、日本の芸能者の本流を守っているのは、

実はあなたであると、私は思っております。

あなたにものすごい人気が集中しているのも、

そのために他なりません。

 しかも、いつかお目にかかった時の『地』のあなたが

ひかえめで、理性的で、物静かな紳士であることに

私はさらに驚嘆いたしました。

あなたの表現は、深いタクラミの中から生まれている。

そして、その、タクラミを、タクラミと見せないあなたの

豊かな芸能的資質。 脱帽する以外に言葉がありません。

どうか、一層の御健闘を!

                小沢 昭一 (俳優)

***************************

  放送局などて逢った時、「沢田君、ガンバッテいるネ!」
  って声かけて頂くと、すごく嬉しい。
  この様に、バカと天才は紙一重と申しますので、
  一つ間違えれば、僕も奈落の底に、ドスンと落ちるかも
  しれないという、そういう、芸当を、やっておる訳で
  ございますけれど、それを、おもしろがって、また
  歓迎して、ご覧になって下さっているということは、
  大変力強い限りでございます。
  こういう方がいらっしゃる限り、やめられませんなぁーと
  いう感じですね。

 
 拝啓   沢田○二様

元気ですか?  突然の手紙で驚いたでしょう。

僕も突然のことで、驚いているのです。


では何故、この手紙を書く気になったか謎めいているが、

理由は簡単、かつ、シンプル。  というのは、僕は今、

アフリカのキリマンジャロが見える、高原のコテージにいて、

夜であるし、寝る前に本を読もうとしていた。

それは、文庫本のヘミングウェーの『キリマンジャロの雪』で、

もう高校生の頃から、何度も読んだものなんだけれど、

それをパラパラめくっていたら、ハラリと落ちたものがあった。

拾いあげてみると、君と一緒に写したポラロイド写真だった。

二人とも、上半身裸で、ブーゲンビリアの花の下に

立っているやつだ。覚えているかな? 

そう、これは、グアム島のホテルのプールで撮ったものさ。

それが文庫本の中から、ハラリと落ちたのだよ。

なつかしかった。

それで突然手紙を書くことになったワケさ。


   キリマンジャロのふもとから、TOKIOへ。 

     元気かい?ジュリー。と、

ただ、それだけのことなんだ。

それと、この手紙の中へ、キリマンジャロの雪の匂いを

つめて送るよ。

『アーリーサマー・フロム・アフリカ』とでも名付けてね!

遥かなアフリカにて。

                     浅井 慎平(写真家)
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